現在、我が国の建設産業は、人口減少や公共投資の圧縮により需給バランスが崩れ、産業全体としてかつてない厳しい状況に直面しています。とりわけ、ダム建設に関しては、治水・利水計画の個別見直しを終え、今後事業が継続するとしても厳しい状況は続くと考えられます。一方海外の建設市場に目を向ければ、アジア市場を中心に、競争力をつけた欧米企業や韓国企業が多数参画してきています。
このような状況の中、来年度は、国際大ダム会議京都大会(2012年6月2日~8日)が開催されます。現在の日本は、近年のダムを中心とした水資源開発・治水事業に携り、経験豊富で確かな技術を持つ事業者、企業、技術者が育っていることが強みです。これらを考慮すると、海外でのダム建設工事について積極的に目を向けていかなければならない時期であると考えます。
今年度は、大ダム会議京都大会を絶好の機会ととらえ、日本のダム施工技術およびCMEDの海外展開などについて研究する予定です。


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