近年は、気候変動に起因すると言われる異常気象により洪水被害の増大や渇水リスクの増大が顕著になっています。このようなリスクに対するダムヘの期待は大きくなっています。しかし、ダム建設の適地が少なくなっていることや財政状況やダム不要論など社会状況の変化により新規ダムの建設は難しい状況です。ダムの再開発はこのような課題に対し、既存ダムのかさ上げ・施設強化・貯水池掘削などによりダムの機能強化や新たな目的を付加し て対応しようとするものです。
 「ダム再開発」部会は、平成25年からダム再開 発事業において採用した先進的な高度技術を対象として施工実績の細部調査比較検討を行っています。高度技術を整理比較分析す ることにより工法の優位性・適用性を明確にして今後の事業の調査、設計、施工計画を進めるダム技術者に有効な資料を提供することを目的としています。


活動報告資料一覧

R3年7月 平成23年度止水部会活動報告