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川の中にダムを作る方法は大きく3つあります。
一つはトンネルを掘って水を流し、川に流れている水をなくして工事をします。
もう一つは、川の左右どちらかに川の水を流す仮の水路を作り、そこへ水を流しながら水の無い所で工事をします。次にダムの中へ作っておいた水路へ川の水を導いて、最初の水路の部分にダムを作ります。
最後は、川の幅が広い場合に、川の半分に水を流して水の流れてない半分で工事をします。
半分ができたら、できたダムの中にトンネルを作っておいて水を流し、残りの半分で工事をしてダム全体を完成させます。
動物は大きな音や振動が嫌いです。
ダムの工事では大きな音や振動の出ない機械を使ったり、囲いをして音や振動を小さくしながら工事をやります。
夜に明かりをつけて工事をする時は、動植物に影響が少なく、昆虫の集まりにくいナトリウム灯を使います。
また、空を飛ぶ鳥や動物の行動をできるだけじゃましない工夫をします。
最近は、ダムを作る場所で生活していた魚を他の場所へ引越しさせたり、貴重な植物を他の場所へ植え替えたりもします。
さらに、ダムができて動物や魚の通り道がなくなる時は、代わりの道や水路を作ることもあります。
コンクリートは乾燥したり、打ち込む時の温度が高いと固まる時の化学反応により熱くなって膨張し、冷める時に収縮してひび割れします。
水を張って乾燥を防いだり、コンクリートを造る材料を冷やしたり、固まる時の化学反応であまり熱の出ないセメントを使ったりしてひび割れを防ぎます。
また、コンクリートの中に鉄のパイプを入れて、その中に水を流してコンクリートを冷やすこともあります。
コンクリートは固まるときに、比重の軽い(=弱い)成分が表面に浮いてきます。
掃除することで、以前打ち込んだコンクリ−ト表面からこの弱い部分を取り除いてやり新しいコンクリートと以前のコンクリートとがしっかりくっつくようにしてやります。
この掃除で、ダムのコンクリートは強さも、水を通さない性質も十分な品質に仕上がるのです。
コンクリ−トダム施工には安全性、経済性を考え、足場のついた鋼製型枠を使用します。これをクレ−ンにてその都度引き上げて使用していて、付属構造物を除き一般的な足場は必要としません。
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