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コンクリートは固まるときに熱を出します。
その大小はセメント量に比例し、発熱が大きすぎると、有害なひび割れが発生する恐れがあります。
そのため、出る熱を少なくするため、セメント量少なくし所定の強度を保つため、大きい骨材(砂利)使用します。
大きい骨材の寸法は15cmもあります。(一般の建物の骨材は4cm〜2.5cmが多い
コンクリ−トが硬化する時、強度が小さい薄い膜が表面に浮き出てきます。
次のコンクリートを打ち継ぐ時に、その薄い膜が一体化を邪魔して、弱点になってしまいます。
ですからコンクリ−トが若い時期に除去して、新鮮な面を出すことが必要で、その作業をグリ−ンカットと呼びます。グリーンは緑の意味の他、若々しいという意味もあります。
若い面を表すため表面をカット(掃除)するということです。
ダムの越流部の頂部のところをクレストといい、水が流れるところです。意味は鶏のとさかです。 形が似ていて、頭の部分の事から呼ばれてます。
大きくは柱状工法、面状工法の2つに別れます。
柱状工法は、堤体を延長方向に15m程度にブロック化し、隣り合ったものが重ならないように、全体が櫛型形状で築堤していきます。
これに対し面状工法は名前が示すとおり、全体が水平な面を保つように築堤されていきます。
面状工法の場合にも15mのブロック分けはするのですが、コンクリ−トが水平に打たれた後、切れ目を入れます。
それぞれの工法の使い分けは、現地の条件を考えて決められますが、一般的には大きなダムは面状工法で造られます。
コンクリートの表面も人間の肌と同じように乾燥します。
人間はハンドクリームを塗りますが、コンクリートの場合は水を張って表面の乾燥を防ぎます。また、コンクリートは固まる時に熱を出します。
人間は汗で体温調整をしますが、コンクリートの場合は汗が出ないので、表面に張った水で体を冷やしたり外気温から体を守ったりします。
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